PS4「デトロイト」をクリアしての感想:もう、映画っていらないんじゃね?

PS4「デトロイト」をクリアしての感想:もう、映画っていらないんじゃね?

PS4用ゲーム「Detroit: Become Human」を買ったわけだが

なんかゲームやりたいと思って、どのゲームサイトも、個人ゲーマーも絶賛していた本作デトロイトを買ったわけです。

やり始めて気づいた。「弟者さんがそういやプレイしてた」。最初の2-3個のエピソードはyoutubeで見てしまっていた。

これ、Heavy Rainと同じ制作会社なんだよね。だから弟者さんの動画も見なくなったんだ。

ヘビーレインも買ってプレイしたことがあるのよ。確かにグラフィックはめちゃくちゃキレイなんだけど、あの、いつまで経っても救われない物語に嫌気が差して途中で投げ出したんだよね。

しまったなぁ、あの制作会社かぁ。あの手のストーリー苦手なんだよなぁ、でも買ってしまったしなぁ(中古だけど)と、とりあえずやり始める。

このゲームは3人(?)のアンドロイドが別々の環境で遭遇する生活をコントロールする。つまり3つの物語を切り替えながら進めていく。

そのうちの1つが少女虐待の家庭内の話で「やっぱりか・・・この制作会社、ほんとクソだな」と、これが続くようなら止めようと思っていた。

ところが「え、そうなるの?」という展開があって、話は全然違う方向に行く。

予備知識なしにプレイし始めたので、このゲームの大枠がどういうものか知らないまま始めた。そしたら、要は「アンドロイドが自我を持ち始めて、人間社会から独立したい」という壮大なストーリー。

まぁ、SFではありがちな設定なんだけど、これを作り込まれたCGワールドと、山程ある分岐ルート(プレイしながら確認できる仕組みになってる)、そしてトータルプレイ時間が多分20-30時間におよぶ長大なシナリオで体験していくので、ラストの方ではすっかり3人のアンドロイドに感情移入してる。

最後では、主人公の1人が人間と平和的に解決するか、戦うかというのをプレイヤーが選択できるみたいなんだけど、ここまで散々クソみたいな人間しか見てきていなかったので、「人間ぶっ倒すに決まってんだろ」みたいな感じ。すっかり彼らに協調してしまってる。ちなみに平和的解決という分岐ルートがあるのはあとで知ったけど、「別に解決したかねぇ」と、そのシナリオを回収する気は今はなし。

で、CGの素晴らしさとか、このゲームをどれだけ苦労して開発したとかは割愛するとして(1回目のクリア後に開放されるボーナス映像で、開発秘話は見ておくべき。そこまでして1本のゲームを作るのかと素直に驚嘆する)、後半の方になってくると、ある考えというか感想がずっと頭から離れなかった。

もう映画っていらないんじゃね?

以前も書いたけど、自分はヒューマンドラマ系、ロマンス系、感動系の映画はほぼ見ない。見るのはアクション、SF、ホラーがほとんど。

なので、そのジャンルに限った話になるけど、今のゲームってまずもってグラフィックがすごい。下手したら現実の世界よりもリアル感がある。

そこへ、プレイ自体も違和感なく操作できるようになってる。昔はムービーだけ力が入っていて、操作モードになるといきなりCGがしょぼくなるなんてざらだったんだけど、今はムービーからシームレスにゲーム画面に入っていくほど遜色ない。

SFですごい映画だなぁというと、たとえばスターウォーズI-IIIがあるよね。あの、徹底的にCGで作り込まれた世界って、映画館で「もうちょっと見せて」とか思わなかった?自分は思った。

映画の限界ってここなのよ。どんなにシナリオが壮大で、CGが素晴らしくて、俳優がよくても、90分から120分という時間制限があるので、隅々まで味わえない。

しかし、ゲームは違う。特に最近流行りのオープンワールド系は。

自分が納得いくまで、とことん経験できる。

デトロイトなんかも、人間の奴隷になっているオープニングから、事件発生、自我の目覚め、アンドロイドという種自体の独立の戦い、そしてエンディングと、壮大なシナリオを3人のアンドロイドの視点から経験することができる。

オープンワールドじゃないけど、プレイマップは十分に広いので、デトロイトの町並みとか世界観を存分に味わうことができる。

これ、もう、映画いらんよね。ゲームの方がはるかに得られるものが大きい。

そう思っちゃった。

もちろん、「座ってるだけで勝手に進めてくれるストーリー」とか、誰もがゲームをするわけじゃないとか、映画の存在意義はある。

しかし、ゲームも映画も表現しようとしているものが同じなら、ゲームの方がはるかに向いている、壮大だと思ったのよ。マトリックスもアバターも、インセプションも、今のCG技術でゲーム化すれば映画よりはるかに面白いものができるんじゃないか。そう思った。

今「ザ・クルー2」を遊んでるけど、これは完全にオープンワールドになっていて、ラスベガスで車に乗って、本来レースコースの指定は全然ないんだけど、南に向けて、コロラド川を超え、グランドキャニオンに向かうという、リアルでは3回ほどドライブしたことがあるルートをゲームでできちゃうんだよね。しかも美麗なグラフィックで。

ここまでCGの表現力がもはや現実と遜色ないぐらいまでになり、どこまでメモリに読み込んでるの?ってぐらい広大なオープンワールドを旅することができるようになると、映画産業は相当がんばらないと廃れていくんじゃないかと余計な心配をしたゲームでした。

同系統のゲームがこの会社から今後出たら、買うかな、多分。素晴らしいゲームでした。

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