スマニューを見ていたら、こんな記事があってね。
余計なお世話ではありますが…! 男が「ああ。だからこの人は独身なんだ」と感じた40代女性の特徴3例
まぁ、本当に余計なお世話だし、どうでもいい話なんだけど。
ところが、意外と「なんで結婚できないんだろう」と真剣に悩んでいる女性は多い。自分の数少ない女性同僚、友人でも、今までの人生で「なんで私って結婚できないんだろう。理由分かる?教えて」と相談されたことが数回ある。
まじかよ。んなの、他人のオレが、しかも彼氏でもなんでもない自分が分かるかよ。
と思いつつ。
何度となく女性からこの質問を受けると、考えるようになる。前の記事で「パターン化するな」と書いたけど、自分が見てきた限り、「結婚したいけどできないと悩んでいた女性」の理由というかパターンがあるように感じるので、書いてみたい。
完全に個人の経験、見解なので、パターン化する意味もないし、「あんたの周りの女性はそうだったのね」ぐらいな軽い話として読んでもらえれば幸甚。
ちなみに上の記事で挙げられている理由は3つ。
1. 食材の買い方が個性的
2. 注目を浴びていないと気が済まない
3. 日本語がめちゃくちゃ
自分が相談を受けた女性とか、直接話を聞いたわけではないけど、「結婚したくてもできていない」周りの30-40代女性を見る限り、上の3つはどれも当てはまらない。
パターン化するには個性的すぎるというか、「たまたまあんたの知り合いの女性1人がそういう人だっただけでしょ?」と思った。
ということで、くどいようだけど、数少ない自分の女性友人/同僚たちの経験から、個人的なパターン化をしてみよう。
怖い
のっけから「なんだよ」なんだけどね。いや、まじでね、怖いんすわ、その女性が。
見た目は綺麗だし、スタイルもいいんだけど、睨まれた(と感じる)目つきとか、ずばずば物を言う口調が、「引く」というよりは「怖い」の。
ところがその女性と飲んだ時に「私ってなんで結婚できないんだろう。理由分かる?」と言われて愕然としたことがある。
いや、あの、単純に、純粋にあなたが怖いんです。半径1mぐらいに「近寄るな」オーラが出ているの見えません?
と思ったのだけど、いくら飲んだ勢いとはいえ、それを言うと殺されそうだったので、「うーん、なんでだろうね。綺麗だし、はきはき言う喋り方も気持ちいいのにね」と濁した。
でも、怖いのよ。近寄るなオーラが出てるのよ。自分はこのタイプの人を3人知ってる(結婚したいけどできないと悩む女性で3人っていう意味ね)。
ガツガツしてる
結婚に限らず、「彼氏欲しー」オーラがすごい人。初の食事、飲みなのにもう「私の彼氏になってよ」状態で会話をしている女性。
そもそも恋愛とか結婚って、彼氏/彼女が欲しいからスタートするわけではなく、趣味や考え方、生き方に共感したり、相手のことを想うから付き合いが始まるわけで、順番が違うというか、原因と結果を間違えているというか。
自分のスタイルが強すぎる
これは上記記事の「1.食事の買い方が個性的すぎる」に通ずるものがあるんだけど、買い物だけでなく、ライフスタイル全般が個性的すぎる・・・というか、強すぎる女性も30-40代で結婚できていないパターンだった。
誤解しちゃいけないのが、我が強いとか、確固たるライフスタイル、ポリシーを持っているのはとても重要だし、素敵だと思う。
ただ、「なぜ男が寄り付かない!」と悩んでいる場合にはそれをあまり出さない方がいいと言ってるわけ。
見た目もスタイルもよくて仕事もできて人望もあるのにハイミスになっても結婚できない女性を何人か知ってるけど、会話していると「えぇ、そこにそんなこだわりがあるの・・・」と、強すぎるこだわりを聞くことがある。
それがこちらに影響しないような類ならいいんだけどね。「私、家に帰る時は必ずひと駅前から歩くの」とか。
でも、男として引いてしまう(こともある)のは、「私、腕時計はカルティエしかしないの」とか、「食材は成城石井でしか買わないの」とか、「スポーツカーしか乗らないの」とか、「4半期に1回海外旅行するの」とか、「海外旅行の時だけは奮発して自宅からタクシーで空港に行くの」とか。
全部実話、実在の人です。
カルティエぐらいいいだろう、好きなブランドを持つぐらいって言うかもしれないけど、カルティエの腕時計っていくらするか知ってる?安いもので40万、修理に出すとそれだけで10万するような時計だよ。それを3本も持ってる女性。普通のOLでね。
繰り返すけど、別に結婚なんかどうでもいい、自分は好きなように生きるという意味では全然、まったく問題ないです。好きなブランドがあるというのは人生を豊かにしてくれるからね。
でも「なぜ結婚できないのか」悩むのであれば、もう少し身丈にあった買い物をするようにしないと、相手はしんどいと思う。
逆の立場になって考えてみよう。
「オレはロレックスしかしない」と、1本100万を超えるロレックスを5本も6本も持っている、普通の男性サラリーマンがいたとして、この人と結婚したいと思う?
したくても結婚できない女性に共通する(と自分が思う)のは、こういうこだわりを「結婚後も貫き通して、オレの言うことなんか聞いてもくれないんだろうな」と男に思わせていることなんだよね。
独身の時は時間も金も多少余裕があるから、好きなことに使えばいいと思うけど、「一緒の家庭になったら、節約して、お金を作ろうね」という雰囲気を出してくれないと、なかなか結婚しようとまで男は思わない・・・と思うよ。超絶金持ちなら話は別だろうけど。
分かりません
自分が30歳ぐらいの頃、ある会社に常駐コンサルという仕事があって、ある女性コンサルとチームを組むことがあった。
年上の女性だったけど、今も昔もこの女性ほど仕事ができるという人は見たことがないぐらい、めちゃくちゃ仕事ができる人だった。
打ち合わせをすると終了して5秒後に「議事録です」とメールが飛んでくる。それがまた、新人の教科書にしたいぐらい完璧な議事録。加筆修正する箇所がどこにもない。
クライアント(従業員1万人を超える某超巨大メーカー)の常務取締役が会議中切れて難癖をこちらにつけてきた時「それは論点がずれていると思うのですが」と、その女性コンサルはすっと席を立って、常務がいかに支離滅裂なことを言っているか、15分に渡って説明を始めた。
今までキレた常務相手に誰も言葉を発せられなかったのに、この女性は初回から論破してみせた。
すげぇよ、この人。なんだ、この度胸と論理思考のキレは。
しかもすんごい美人でスタイルもいい。初対面の時「モデル?」と思ったぐらいだもの。
喋り方もハキハキしてる。こんな女性、男が放っておくはずがない。
チームを組んでいたので、ある時常駐先の仕事を終えて「ちょっと飲もうか」と誘われたことがあるんだよね。
で、2軒目だったかな、女性コンサルから「なんで私って結婚できないのかなぁ」と言われ、鼻血が出そうになったことがある。
あなたみたいなスーパーウーマンを男は手を出さないのですかと。
むしろすごすぎて男は手を出す勇気がなかったのか。
それとは対極的な女性もいて、自分が20代の頃勤めていたIT系の会社にバイトで来ていた女性なんだけど、可愛い容姿で、気立てもよく、気も効くし、これまたハキハキ喋る子で会話していて楽しい。
ところがこれまた飲んだ時に「結婚したいのにできない。なんで?」と相談された。
正直分からん。お前なら彼氏とか結婚相手なんて星の数ほどいそうだけどな・・・なんて言った記憶がある。
だから・・・
結婚なんてタイミングとノリ・・・なところがある
冗談みたいな話だけど、周りの男連中に聞いても、こういう答えはよく返ってくる。
なんで結婚したの?なんて聞くと、「うーん、なんとなくノリだったかなぁ」とか。
実際初対面から3日で結婚した(or婚約した)男を2人知ってる。
1人は自分だ。
うちの嫁さんとはオフ会で初めて会ったんだけど、3日後2人とも予定が空いていたので「今度は2人で飲まない?」と誘い、渋谷のバーで飲んでいる時「結婚前提で付き合わない?」と申し出て、OKもらった。付き合ってしばらくしてから結婚を考えようなんてなくて、付き合う+結婚をセットに言い出したわけ。
自分は当時大阪にいたので環境整理に1年ほどかかったけど、そのまま結婚した。
大学の時の友人は女性目的でテニスサークルに入り、そこで見つけた女性を口説いて食事をし、そこで結婚を申し出て、そのまま結婚したという奴がいる。
そいつもその女性と出会ってから3日目の話だ。
そいつとは20年以上経った今もたまに飲むけど、「結婚ってノリとタイミングだよなぁ」と二人とも同意してる。
だから、結婚できない明確な理由があるわけではなく、そういうタイミングと、ノリのいい男が今まではいなかっただけと思う女性も結構多いように思う。
結婚はゴールではなく、スタート
これは大事なことだと思うんだよね。
特に年齢が高くなってきて、焦りが出てきている女性と話していてよく思うのが、結婚すること自体が目的になっていたり、結婚できれば他はどうでもいいぐらいな人がいる。
でも、結婚はゴールではなく、結婚してから、下手したら今までの人生以上に長い年月をその人と一緒に過ごす。
当然いろんなことが起こる。そういう時こそ「この人と一緒で良かった」と思えるかどうかはとても大事。
「こんなはずじゃなかった」とならないためにも、結婚してからどうやって生活していくのか、ライフスタイルを「二人で」作っていくのか、どこまで妥協できるのか、ここだけは譲れないというポイントを相手は許容できるのかという点は大事だと思う。
そこが抜け落ちていると「いい人だと思うけど、結婚まではなぁ」と引かれてしまうことも多いように思う。
ということで、たまにはどうでもいいような記事を書いてみたのでした。
繰り返すけど、そもそも女性の知人友人が少ない自分の、その中でも数少ない体験談をもとにした話なので、真には受けないでくれ。