3週間みっちり乗った電動自転車「BE-ELVS77B」の長所と短所レビュー

3週間ほど前にパナソニックのe-bikeこと電動自転車「BE-ELVS77B」を買いました。その時は試乗レビューみたいなものを書きました。

別次元の乗り心地!パナソニックの電動自転車「BE-ELVS77B」を買った、乗った、レビュー

あれから3週間、雨が降らない限り毎日のように乗り倒してきました。実際のところ、どうなのか、改めてレビューしてみたい。

大容量バッテリーを買った

レビューの前に、チャリ通1日目で「これは快適!もっと長距離もガシガシ乗りたい!」と思ったので、パナソニック純正の大容量バッテリーを買いました。アマゾンで4万円ほど。

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この電動自転車に標準搭載されているのは8Ahのバッテリー。メーカー公称値では、乗車時デフォルトモードになるであろう「オートマチックモード」で36km走行可能と出ている。

最初のレビューでも書いたけど、他の電動自転車のブログレビューを拝見していても、公称値よりは距離が出てるので、多分40-50kmは走れると思う。

実際、よく使うレンタルオフィスまで片道約20kmを走ると、往復で40kmになるんだけど、バッテリーは40%ほど残ってた。

普段使いならこれで十分。

でももっと乗りたい。とにかく乗ってるのが楽しい自転車で、「どこまでも行けるんじゃないか」と思わせるほど楽で快適。

バッテリー残を気にしたくなかったので、純正バッテリーを追加購入したわけです。

ちなみにパナソニックで用意されているバッテリーは標準の8Ahに加えて12Ahと16Ahの容量があります。どうせならということで今回16Ahを買いました。

左が標準搭載の8Ah、右が今回買った16Ahのバッテリー。

純正なのでもちろん本体に装着できます。標準バッテリーと比較してはっきり分かるほど車体が重くなります。

フル充電で電源をonにすると、あと72km走れるよの表示。何度も書くけど、メーカー公称値なので、うまく走れば多分100kmぐらいいけるのではないかと思ってる。

走行時間は300分超え。

買う前から想像していたんだけど、バッテリー分だけ重くなっても電動アシストのおかげでそれほど辛くはないんじゃないかと思っていたら、やっぱりその通り。体感できるほど車体は重くなるけど、漕ぐ時点で重量分の辛さはありません。

今のところ超ロングライドの予定はないけど、車体に大容量バッテリー、リュックに標準バッテリーと充電器を持っていくことで、自転車旅行なんてことも可能ではないかと思い始めた。

たくさんある長所

というか、長所だらけです。買った時のレビューでは、今まで乗っていたジャイアントのクロスバイクEscape R3(2019)も保持すると書いたけど、3週間経った今、「いらんかも」と思い始めました。

利点を列記すると
・逆風に強い
・上り坂もへっちゃら
・漕ぎ出しが楽
・疲れない
・ライトが自動点灯
などなど

それぞれについて、もうちょっと詳しく書いてみます。

逆風に強い

そもそもE-BIKEを買おうと思うきっかけになった、クロスバイクでのチャリ通の帰り道。多摩川を走ってると、この時期の夕方はすごい向かい風でママチャリどころか、ジョギングの人にも抜かれそうになった。時速で10-12km/hぐらいしか出てなかった。

あれから3週間。雨が降らなければチャリ通してるけど、やっぱりこの時期の多摩川は夕方逆風が吹いてる。それがE-BIKEだと全然問題なし。

さすがに無風や追い風状態よりは力がいるけど、それでも普通にペダルを回してるだけで18-20km/hぐらい余裕で出ます。

強い逆風状態だと、クロスバイクはもちろんのこと、下手したらロードバイクも追い越していきます。実際夕方の多摩川を10kmほど走ってると、3-4台は抜いてます。そんな自分をさらに抜いていくロードもいるので、あのひとたちはすごい脚力なんだろうなと尊敬します。

ちなみに、平坦無風の道を走る時ギアは4速(最大7速)にしてるけど、これでだいたい20-21km/hぐらいの時速です。十分ですね。

なので、逆風だと2-3km時速が落ちる感じ。それでもクロスに乗っていた時の10km以上速度が落ちるのに比べれば天国ですよ。

上り坂に強い

電動チャリ最大の利点と言われる上り坂耐性。

当初想像していたような「スクーターのように勝手に登っていってくれる」というものではなく、多少は力を込めて漕ぐ必要があります。

でも本当に「多少」で、クロスやロードの漕ぎ出し時の「よっこらしょい」よりも力は入れてない。

これで15-18km/hぐらいで登っていけるからね。もう自転車というカテゴリーではないのではないかと思う。

例として、こんな坂を登ってみました。ある公園に出掛けた時のものだけど、途中すごい坂があるんです。

これを動画にしてみたので、参考程度にご覧ください。左手にハンドル、右手にiPhoneで動画を撮ったけど、こんなのでもラクラクと上がっていけます(道交法には触れないと思うけど、片手運転は危険なので注意)

手持ちなので画面揺れは申し訳ないけど、坂の途中でメータを確認すると17km/hとか出ているのが分かります。この坂、中央道を超える時に一度下りになるんだけど、そこでライトが自動点灯しているのも映像で分かります。

中央道の後、もう一度きつい上り坂になっていて、クロスバイクでここを登っていた時は最後の坂で脚力が尽きて、いつも手押しで登っていました。それがE-BIKEだと鼻歌でも歌いながら登れます。

今回大容量バッテリーを買ったことで通常の乗り方だと、ほぼ残量を気にしなくてもよくなったので、上り坂や強い逆風が吹いた時は気軽に「パワーモード」に切り替えてます。左手の手元のメーターにあるボタンワンタッチで切り替えられます。

さすがにパワーモードにすると、きつい上り坂も悠々と登っていきます。まじ快適。

漕ぎ出しが楽

クロスバイクと比較して、もっとも恩恵を感じたのがこれ。というのも経験する頻度が多いからです。

赤信号で一度止まってしまうと、漕ぎ出しが面倒じゃないですか、自転車って。せっかく稼いでいたスピードがいったんゼロになるわけだし。

電動チャリだとそれがないんです。漕ぎ出しから1秒ぐらいで20km/hまで加速できます。だから「あぁ、あの信号、もうすぐ赤になるなぁ」と思っても無問題。クロスだと急いで渡ってしまうか、赤になってしまったら信号まで徐行して、できるだけ止まらないようにするじゃないですか?そういうストレスから開放されます。

疲れない

疲れません。ということは運動になっていないということでもあるんだけど。

でも本当に疲れない。

イメージとしては、ジムなんかに置いてあるトレーニング用自転車マシンで、一番軽いギアにしてクルクルペダルを回してる感じ。一番軽いギアで、ケイデンス低めのペダル漕ぎだと1時間経っても疲れないでしょ?もちろんトレーニングにはならないけど。

あんな感じです。

だからトレーニングには不向きだけど、逆に通勤用途なんかにはよくて、疲れないということは汗をかかない。ロードやクロスで通勤している人って最低でもアンダーウェアの着替えは必要になるじゃないですか。特にこれからの季節。

しかし、E-BIKEは汗をかかないので着替えがいらない。これは意外なメリットでした。

ライトが自動点灯

これ、乗ってみるまで知りませんでした。さっきの動画でも写っているけど、トンネルとかに入るとライトが自動でつくんです。

それに気付いた時「なに勝手についてんだよ。バッテリー減るじゃんかよ」って思ったんだけど、トンネルから出ると自動で消える。照度センサーがついてるのね。これは素晴らしい。

忘れちゃいけないのが、これ、10万円しない電動チャリですからね。しかも日本メーカー。

日本製と言えば、最初のレビューで「回転式レバーのギアが不安だった」と書いたけど、使い始めると実に小気味よくギアチャンジができる自転車です。

回転式レバーでもやるなぁと思っていたら、このギア、シマノ製でした。さすがです。

短所もあるよ

万能に見える電動チャリだけど、意外なところで短所がありました。ただ、短所は1つだけです。まじで、今のところこれしか思いつかない。

それはなにかというと、

お尻が痛くなる

ということ。

いや、それ、クロスでもロードでもなるぜ、そのための専用ウェアだろ?というツッコミは承知。

でも、あのウェア持ってないし、あれで街なかを走ったり、さらにチャリ通で着る勇気は自分にはない。

そうじゃなくて、E-BIKEならではのケツの痛みなんです。

どういうことかというと、電動チャリに乗っていると、ほんとにペダリングに力を使いません。足を乗せて、軽く回すだけ。だから疲れないんだけど、それゆえにペダルを漕ぐ方向に力を入れてないんです。

ローディの人なら、ここまで書くとお分かりですよね。

1時間を超える連続ライドの場合、お尻の痛みを緩和する乗り方は2つ。

一つは時々お尻を浮かせてあげること。これはロードもクロスもE-BIKEも同じ。

もう一つは正しい姿勢で乗ること。腰を立てた状態で背中を曲げることでお尻の痛みは緩和されます。ただし、これは「ペダル+サドル+ハンドル」の3点で体重を支えてるからです。

正しい姿勢で乗ると3点に均一に体重が分散されて、尻の痛みは劇的になくなります。

しかし、電動チャリだとペダルに力を入れないので、体重がもろにお尻に来ます。だから30分もすればケツが痛くなってくる。

これは意外だったわ〜。

お尻が痛いとライドが楽しくないので、お尻が痛くないサドルを探しているところです。

まとめ

ということで、クロスバイクに比べて早くお尻が痛くなるというのが唯一感じた短所ぐらいで、あとは長所しか思いつかない乗り物。

もう、どこに行くにも「電動チャリでいい」と思い始めていて、次の車検の時期で車も手放そうかと思い始めています。

「電動チャリでいい」というより、「電動チャリに乗りたい」という感じです。電動チャリに乗るために、どこかに出掛けようか、そんな気にさせてくれる乗り物です。

今までの生活スタイルを劇的に一変させるほどの乗り物です。Escape R3はもう手放してもいいし、次買い換えるとしても絶対E-BIKEを買いますわ。