女性が発する「もういい!」は文字通りの全拒否NGではない件

女性がブチ切れたように見える「もういい!私がやる!」発言

ビビりますよね、男は。

付き合ってる時はほぼないものの、結婚すると聞くことになる妻からの「もうういい!」という言葉。

ボクも先日妻に(またしても)言われましてね。

フェレットを飼い始めたのですが、週に一度ケージを風呂場で丸洗いするのはボクの担当でした。しかし、ある日丸洗いを終えた後部屋に妻が来て、声を震わせながら「丸洗いはもういい。私がやる」とおっしゃる。

その日、たまたま朝からビールを飲んでいて、ほろ酔いだったこともあり、少々手荒く洗っていたのは確かです。で、その勢いでお風呂の壁を2箇所ほど傷つけてしまいました。

それが妻の逆鱗に触れたようです。

こういう時男って「あぁ、めんどくせ〜」とか「あ、そ?だったらあんたがやれば?」という気持ちになりますよね。少なくとも結婚して16年、今までのボクはそうでした。

男からすると
・なんでそんなことで怒るの?
・一言「これからは丁寧に洗って」と言えばいいじゃない?
・怒ったあなたはどうやったら収まってくれるの?
といった、妻に面と向かって言えない言葉、気持ちがふつふつと湧いてきます。

でも、その態度のままだと妻は一層態度を固くしていき、やがて「うちの旦那はなにもできない、してくれない」と存在全体を全力で拒否するようになってしまうかもしれません。

そこで諦めるな、引くな、世の男性諸君

今回ボクは多分結婚後初めて食い下がった。と言っても、「もういい!」と言われた直後はビビったのと(まだ酔いが残っていて少々)面倒くさかったのでしばらく無言だったんだけど、数時間後恐る恐る「これからは丁寧に、壁を傷つけないように気を付けるから、来週からも丸洗いはオレがするよ」と言ってみた。

すると妻は「うん」と一言言って、「うちのお風呂は壁が薄いから浴槽では洗わないほうがいいかも」とかいろいろアドバイスをくれる。

この歳になって、これだけの結婚期間を経て、初めて理解した。妻が「もういい!」と言う時は確かに怒っているんだろうけど、文字通りの全拒否ではなく、「なんでこんなことができないの」の表れであり、でも「私がやる!」という意思表示ではないということ。

妻が気に入らない点をちゃんと理解して、今後はそこに気をつけて家事をしますという態度に改めて欲しいと思っているわけです、多分。

家事に対する男と女の視点の違いを男は理解すべし

これも長年結婚してきて感じているというか、多分理解した点。

共働きとかしてると家事を分担するのはよくあるよね。でも男はちゃんとしているつもりでも、女性からは「なんでそんなこともできないの」的指摘・発言を受けることが結構あります。

これは「家事」に対する視点の違いが結構影響してる。

例えば食事後の洗い物。

男からすると「シンクにある皿とかコップを洗剤で洗って、水切りに立て掛ければいいんでしょ?明日の朝乾拭きして食器棚に返しておくよ」と軽く考えがち。というか、プロセスとか手順をすごい単純に捉えちゃってるのよ。

しかし(多分)女性からすると
・使う洗剤の量が多い
・洗った後スポンジの洗剤をちゃんと切ってない
・茶碗のぬるぬるが取れてない
・シンク周りの水滴を拭いてない
・洗った後ちゃんと拭いてない
・2度拭きしてない
・洗剤を洗い流しきれてない
・水切りへの並べ方が雑、その並べ方では意味がない
・なんで朝まで放っておくの?
・乾拭きがちゃんとできていない
・食器棚へのしまい方がいつもと違う、適当。
等々、めっちゃたくさんの事柄が気になる。

こういったすべての点をきちっとできて初めて「洗い物が完了した」となるのです。決してシンク内の皿とコップを全部洗うだけではないんです。

男は家事のプロセスそれぞれについてプロフェッショナルになるべし

洗濯についても、カゴに入れる時点から洗濯は始まり、洗濯物の分別(色落ちするものはわけ、ネットを使うものはわけ、など)、洗剤の量、すすぎの時間、乾燥機で回す時間、しわにならない干し方、綺麗に畳む、綺麗に収納すると、ここまでが洗濯なんです。

それぞれについて、仕事と同じく、ミスのないよう完璧に仕上げるべく丁寧にやろう。

仕事ではするでしょ?メールひとつ書く時でも、宛名に間違いはないか、件名は分かりやすいか、冒頭に失礼はないか、変換ミスはないか、丁寧に分かりやすく内容を書いているか等々。

その丁寧さを家事にも持ち込もう。

一つだけ男から女性に言いたい

怒る気持ちは分かります。ぐちを言いたくなる気持ちも分かります。女になったことがないからほんとに理解しているかは分からないけど、言いたい気持ちを理解はしているつもりです。

ただ、ひとつだけ言わせて欲しい。

「知らないこと」「やったことがないこと」はできないんです。女性が思ってる「常識」は男には通じないと思ってください。

「はぁ?アイロン掛けもできないの?袖口はこうやってかけるのが常識でしょ?」と言いたい気持ちは分かります。でも男はやったことがない・・・もしくは妻が考えるレベルのアイロン掛けは今までやってきていないので、ここで怒られるとへそを曲げて「二度と家事なんかするか。なんなら離婚してもいいぜ」ぐらいの気持ちになるんです。

でも、教えてもらったら喜んで協力します。手伝いたい、協力したいという気持ちはあるんです。

だから、今までほとんどアイロン掛けなんかしたことがない旦那にせめて自分のシャツぐらいアイロン掛けさせようと思うなら、「アイロン掛けって順番があるの知ってる?襟を立てて、ノリをかけて、スチーム出しながら後ろと前両方を強めに当ててシワを伸ばす。次は後身頃、袖、袖口、前身頃という順番にかけていくの。このシャツの素材だと、コツがあって〜」と一度は教えてあげてほしい。

1度、2度教えてもできないなら遠慮なく怒っていい。けど初めてなのに、知らないことなのに怒られても男は「だったら最初から言ってよ」とへそを曲げてしまうんです。

お互いがお互いを「面倒くさいなぁ」と思うかもしれないけど、そのまますれ違うよりも、そこは「男とはそういうもの」「女とはそういうもの」とお互いが理解し、リスペクトして共同生活を続けることが仲良く夫婦生活を続けるコツだと思います。

多分ね。