GPD Pocketを買うなら9点セットがコスパ最高だった〜GPD Pocketレビュー

GPD Pocketを買うなら9点セットがコスパ最高だった〜GPD Pocketレビュー

ウルトラモバイルPCと呼ばれるPCにおいて、日本では久し振りになる製品、GPD Pocketを買った。

随分迷ったんだけど、個人としては、Loox、VAIO P以来のUMPCを購入。

購入理由

別名「買った言い訳」。

まず、自分は通勤含めて外出時にできるだけ荷物を持ちたくない。そのため最近は薄いポールのバッグにiPad(2018年版)、名刺入れぐらいのみで、スーツのポケットにSUICA、iPhone7、財布を入れるというスタイルだった。

iPadはApple Pencil対応で使いまくっているので、これは外せない。

ところが、電車に座れた時、喫茶店で時間を潰している時に、ブログの原稿や仕事メールを書くといった用途にiPadは辛い。

BTキーボードを持ち歩けばいいんだけど、あまり好きじゃない。iPad + Bluetoothキーボードって便利なんだけど、微妙に遅延があって、自分はタイピングが結構速いので、この遅延が気持ち悪い。

ネットワークやサーバ周りのトラシューをする時にも、やはりPCはあった方がいい。自分は基本的にMacしか使わないので、そうなるとMacBook(12″、会社支給)やMacBookPro(13″、個人所有)が候補になるけど、諦めた。

まずMBP13″は持ち歩くには重い。スペックは最高なので、普段会社に置きっぱなしにして、メインPCとして使用してる。でもよっぽどでなければ持ち出さない。

MB12″は動作が重い。もっさりどころか、蹴っ飛ばしたくなるぐらいクソ遅い。

持ち歩くPCにハイスペックは求めてない。最低限メールやブラウジングなどで文字入力がさくさく動き、オフィスがそこそこの速さで動けばいい程度。

そこでGPD Pocketには注目してた。Windowsマシンだけど、Win10は随分ましなOSになったと思ってるし、この大きさだと車で買い物に出かける時にも、小さなバッグにさくっと入るなと思って。

9点セットで全部揃う

9点セットというのがアマゾンで販売されている。2018年6月1日現在で59,800円。

9点セットを探していたわけではなく、アマゾンでGPD Pocketを検索して、安かった/Prime発送に対応している(もちろん送料無料)のがこれだったので、ポチったというわけ。

ヨドバシカメラみたいな量販店だと7万円越えてるので、6万切ってる価格なら全然おk。ほんと、ポイント還元ってやめようぜ、ヨドカメ/ビッカメ。

本体だけ購入するつもりだったので、9点セットがどういうものか購入時には全然確認してなかった。

指定日時通り届いたので、早速開封。ただ、webでレビューをいろいろ見ていると結構初期不良があるので、Amazonのダンボール箱とか、製品の化粧箱は残しておく。万一最初から起動しないなんて事態が発生すれば、すぐに返品できるように。

そういえば、GPD Pocket関連でこういうトラブル記事を見たけど、この手の「初期不良などがあれば返品/返金対応できる安心感」が必要な商品だと、楽天はNG。出店してる店がどんな対応するか分からないからね。

Amazonも「Amazon.co.jpが発送します」というところに限定した方がいい。アマゾンは初期不良(に限らないけど)があった場合、30日以内なら返品に対応している。この安心感はでかい。

そもそも楽天嫌いだし(1つ商品買っただけで、オプトアウトしない限り、馬鹿みたいにスパムメール来るから)。

開封すると、専用ケースとかマウスがついてる。あれ、GPD Pocketって標準でケースとかマウスついてるんだっけ?と思ってた。この時までは。

さらに見ていくと、MicroHDMIケーブルとか、USBハブとかもついてる。しかもHDMIケーブルが入っているビニール袋の中には、交換用トラックポイントまで入ってる。まじかー。

GPDの標準トラックポイントは使いにくく、ThinkPad用に交換した方がいいと、どこのサイトでも言われていたので、同時にアマゾンで買っちゃっていたんだよ。

 

まぁ3個で750円だから、いいんだけど。

あまり深く考えずに、この9点セットを買ったけど、大手量販店より1万円以上安い価格ながら、

  • 本体
  • 液晶保護フィルム
  • 収納ケース
  • イヤフォン
  • 交換用トラックポイント
  • USBハブ(SDカードリーダー付き)
  • MicroHDMI – HDMIケーブル
  • マウス

と、実は非常にお得なセットだった。GPD使うなら「これぐらいは必要だよね」が全部入ってる。

これで量販店より1万も安いなら、もうこれ一択だねって思った。

ただし、マウスは今どきほとんど見かけなくなった、ドングル接続のワイヤレスタイプなので、GPDにおいては実用性なし。1つしかないUSB-Aポートが埋まるから、今ワイヤレスマウス使うならブルートゥースマウス一択だよね。

まずは初期不良がないか確認

とにかく、Windowsが起動するかを確認しないといけないので本体を取り出す。

改めて、「いいなぁ、この大きさ〜」と思った。片手で持てる大きさ、重さながら、キーピッチはそこそこ確保してる。

比較のために重ねてみた。下からiPad、GPD Pocket、iPhone7。

電源入れると、問題なくWindowsの初期設定画面が出てきて、ローカルアカウントを作ってログインすると、ちゃんとWindowsが起動した。

ここでダンボールを片す。

とりあえず自動で起動したWindows Updateをかけておく・・・

なのだが、終わらん・・・。いつまで経っても終わら・・・。結局終わるまでに5時間ぐらいかかってたよ。

Windows Updateに恐ろしく時間がかかったため、「とりあえずこれだけはやっておこう」と思っていたことが全部終了した。Windows Update時間かかりすぎ。

まぁ、まずはエミュだ。

とりあえずインストールもの

もちろんメインマシンではないので、必要最低限のソフトだけでいい。

Office365

会社で契約しているoffice365のサブスクリプションを使用して、officeを入れる。インストール後OneNoteとOutlookの動作確認だけはしておく。

予想以上にOutlookやOneNoteがさくさく動く。

WinShot

Windowsでスクリーンショットを撮る時に使っているWinShotをインストール。

Macユーザーからすると、スクリーンショットぐらいOSで対応しろよと思うけどね。いや、PrtScnがあるじゃんじゃなくて。

PrtScnボタン押して、ペイント立ち上げて、ペーストして、デスクトップに保存・・・なんて、面倒でやってられっか、と。

Macだとcommand+shift+3でデスクトップのスクショをjpgでデスクトップに保存できる。もちろんアクティブウィンドウのみとか、png方式にするとか、保存場所を別のところにとかも変更できる。

Emu

定番のsnesが画面右側が切れる現象を直せなかったので、zsnesをインストール。USBのjoypadもちゃんと認識。

TeraTerm

SSHのターミナルとしてTeraTermをインストール。PuttyよりはTeraTerm派。昔はSSH使えなかったんだけど(別途ライブラリをインストールする必要があった)、今や標準でSSHが使えて、日本語UI対応だからね。便利。

Slack

今や仕事はSlackに完全移行したので必須。メールが激減した。

Chrome、Google日本語入力

定番。自分はMacでもスマホでもChrome派なので入れ替え。IMEもどのOSでもGoogle日本語入力派なので、こちらも入れ替えて、キー配置をATOK風に変更。これはCtrl+Iでカタカナ変換するため。

とりあえずカスタマイズしたこと

キーカスタマイズ

GPD Pocketはかなり癖があるキー配置をしていて、そのままでは使いにくいので、自分好みにカスタマイズする。

まず、alt-ime-ahkを入れ、スペースバーの両脇にあるaltキーをIMEのon/offに割り当てる。インストールするだけで、左altがIMEオフ、右altがIMEオンになるので、Macと同じような使い勝手になる。

次にAutoHotKeyをインストール。

これはキー割り当てを自由に変更できるすぐれもの。

メモ帳でこんな感じに書く。

BS::-
Del::BS
-::Del
AppsKey::WheelDown
CapsLock::a

やってることは、

・BSとDelキーを入れ替え←もっともよく使うバックスペースキーが小さくて、Delキーが大きいので入れ替える。

・ついでにDelキーはほとんど使わず、GPD Pocketは「0」の横にDelがあり、「-」が数字キーの上に配列されていて使いにくいので、Delキーに「-」を割り当て。自分は「-」を多用するので。

・右クリックボタン横にあるアプリケーションキーをスクロールダウンに割り当てる。ブラウジングしている時にこのボタンを押すと、ちょっとずつスクロールダウンするので便利。

・CapsLockを「A」に割り当てる。CapsLockがAの真横にあり、打ち間違える可能性があるので、どちらを押してもAが入力されるようにする。

・かといって、deleteキーがまったくないのも困るので、もともとマイナスキーになっていたF11キーにDelを割り当て。

ファン制御

PocketFanControllerを入れる。

GPD Pocketはそのままだと、触っていない時でも結構ファンが回るので、miyakeさんが作成、オープンソースで公開してくれているソフトを入れ、マニュアルで設定できるようにする。

手動設定できるけど、インストール後のデフォルト設定状態でうまい具合にファンをコントロールしてくれているので、とりあえずはデフォルトのまま使用中。

インデックスサーチを絞る

なにをしても結構ファンが回ってうるさい。うるさいってほどでもないけど、「触ってもいないのに、なんでこんなにファンが回るの?」と思って、タスクマネージャーを見ると、インデックスサーチがCPUを結構食ってる(確認した時で50-60%)。

まぁ、これはMacを初期設定する時も1日ぐらいはsearchのインデックス作成で食うから仕方ないけど、使いやすいMacのsearchに比べて、Windowsのsearchはめったに使わないので、絞ることにする。

スタートボタン押した状態で「いんで」ぐらいまで入力すると、「インデックスのオプション」が出てくるので起動する。

「変更」ボタンを押し、上半分の「選択された場所の変更」で、選択されている項目のチェックをとりあえず全部外す。

下半分にある「スタートメニュー」を選択し、スタートメニューだけを対象にする。

OKを押して、最初の画面で「詳細設定」を選択、「再構築」を押すことで、スタートメニューにのみ絞ったサーチが始まる。CPUロードアベレージは劇的に下がり、ファンも止まる。よろし。

休止状態(サスペンド)を有効にする

コマンドプロンプトを管理者モードで立ち上げて

powercfg /h on

を打つと、休止状態が有効になる(デフォルトでは無効化されてる)

これで、電源管理オプションに休止状態がメニューに出てくるので、「バッテリ駆動」の「カバーを閉じた時の動作」を「休止状態」にする。

GPD Pocketはカバーを閉じた時にスリープになっても、結構バッテリーを食うらしいので、サスペンドにしておいた方がよいと先人たちのアドバイスに従う。

使用感

はっきり言うと、期待しちゃいけない

あくまでサブPCであり、「あったらいいな」程度のキー入力。このサイズにしてはキーピッチが広いけど、やはりフルキーボードよりは打ちにくい。

でもないよりは全然まし。

そしてスリープからの復帰も速いので、打ちたい時にすぐ打てる。これはタブレットと同様の使用感。

OSがWindows10なので、緊急用Windowsとしても使える。

iPadでは入らない小さなショルバーバッグにも「すぽっ」と入るので、どこに行くにも気軽に持ち出せる。

結局この手のデバイスって、持ち出さないことには真価を発揮できない。だから、多少の犠牲はあっても、気軽に持ち出せるというのは大きなメリットです。

間違ってもメインPCにはならないモバイルPCだけど、家やオフィスのメインマシンの環境と作業を外出先でもそのまま引き継げるサブとしては近年見かけない最強のPCじゃないかな。

1ヶ月ほど使ってみたら、またレビューしたいと思います。

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