「生きる意味?そんなのないよ」と教えてくれる本

  • 2018.07.08
「生きる意味?そんなのないよ」と教えてくれる本

スマニューで紹介記事を読んだのだったかな。興味を持ったのでKindle本を買って読んでみた。

禅僧が教える 心がラクになる生き方
南 直哉
アスコム
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生きる意味なんてないんだから考えても無駄。生きる意味とか目的とか夢とか持ってなくても、普通に生きている人はたくさんいるでしょ?と、著者の口調は絶好調。

永平寺で20年修行し、今は恐山のお寺に務める禅僧の著者は序盤からばっさばっさと叩き切る。

これを気持ちいいと感じる人もいるだろうけど、仏教の人が説く話だからと癒やしを求めて読み始めた人には結構堪える。

そもそも釈迦が出家したのは死に対する恐怖を克服したかったから(と、手塚治虫の「ブッダ」で読んだ)。だから仏教はどこの宗派の本を読んでも死に対する問題を扱っている箇所が多い。

この本もそうで、ところどころで死に方について道が示される。

一番腑に落ちたのは、最後の方で「死後の世界は誰も知らない。釈迦も死後の世界は『分からない』と書いている。だから考えても無意味。だったら考えなくてもいいじゃないか」という論調の段落があり、続けて「死んでもなお生きようとしている人がなんと多いことか」と綴ってる。

あぁ、なるほど、と膝をぽん!

棺桶はどうする、戒名はどうする、墓はどこにして、仏壇はどのクラスで等々。

すべて、死んでからも生きようとしている証なのだ。生に固執してる。

そして、本書のヤマは中盤かなと思う。人間誰しも持て余すのが「怒り」と「嫉妬」という感情。

これ、本人は分かっていても、止めようと思っていても、誰かに怒りを爆発させたり、嫉妬で狂いそうになる。

それはなぜなのか。

そして、どうすれば収められるのか。

本書の中盤で結構なページを割いて解説してるので、止めたいと思っている人にはとても参考になると思う。

自分は同じようなテクニックをいろんな本で30代前半の時から本で読み、極力怒りと嫉妬を持たないようにしてきたので、本書で解説されていることは「やっぱりそうだよね」と、いちいち納得できるものだった。

著者も書いている通り、これは訓練が必要だと思う。おかげで(?)、自分は記憶にある限り、もう10年以上嫉妬にかられたことはないし、怒りを爆発させたことも10年ぐらいはない。

心を平静に保つために坐禅がいいと書いてあるけど、自分はそれと似た効果を得られると思っているのが瞑想。朝か夜、一人でいる時に5分でも10分でも瞑想をすると、心の落ち着き方がずいぶん違う。

機会があれば坐禅は一度経験してみたいとは思っていたんだよねぇ。やってみたいな。

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